-ストリートピアノを設置いたしました-
023年3月8日、春日井市の植物園にストリートピアノを設置いたしました。
弾く人がいなくなると、途端に家の中の大きな不要物となってしまうピアノ。
弊社では3、4年ほど前から、不要になったピアノをストリートピアノとして設置し、多くの方に弾いてもらおうという取り組みを行っております。
今回設置しましたピアノもまた、弾く人がいなくなり、不要となったピアノです。これまでにも春日井市の植物園にはストリートピアノを設置しておりました。
しかし寒暖差の影響か、ピアノの調子が悪い状態が続いており…。
「もっと状態のよいピアノを設置できたらいいな」と気にかかっておりました。 このたび不要となったピアノがあるとお聞きし、ピアノの持ち主様に「捨てるのならば、ぜひ役立てませんか…」とご相談しました。 持ち主様から快くご了承いただきまして、新しいストリートピアノを設置できることとなりました。 ピアノは2022年12月3、4日に開催された「春日井区子ども夢事業」で行われた不用品回収で引き取り、春日井市の観光コンベンションのご協力も得まして、3月8日に無事に植物園に設置となりました。
(ピアノは不用品回収に参加した子どもたちのアイディアで、かわいらしくリメイクをしました!)
一度は不要となってしまったピアノ。
ストリートピアノとして設置することで、再び多くの方に弾いてもらえるピアノとして生まれ変わりました。
ピアノは誰かに弾いてもらって、そして、聞いてもらってこそ。 新たな役目を得たピアノは、いきいきとしていて、まさに「息を吹き返した」かのようです。 誰かが弾くピアノの音色にひかれて、通りすがりの誰かが立ち止まり…。 その人数がひとり増え、ふたり増え…やがては大勢に。 ピアノの音色は、多くの人の笑顔も運んでくるでしょう。 そこからまた、人と人とのつながりが生まれてます。たったひとこと「すてきな演奏ですね」と話すだけでも…。 人と人との関わりが少なくなってきた現代において、それは大きな意味を持つのではないでしょうか。
一瞬の出会いであっても、ピアノの心地よい音色が聞こえてくる時間をともに過ごしたという思い出は、それぞれの心の中でずっと輝き続けます。
不用品が、人と人をつなぎ、かけがえのない思い出と笑顔を紡ぎます。
春日井市立植物園にお越しの際には、ぜひストリートピアノをご覧ください。
たくさんの方に弾いていただき、聞いていただき、ピアノの音色を感じていただければと思います。
今回、不要となったピアノに命を吹き込み、多くの方に触れていただけるというありがたい仕事をいただきまして、大変うれしく思っております。
なお、春日井子ども夢事業は8年前から行っております、
これまでは年に1回、年末に不用品回収を開催しておりましたが、地域の皆様のお声に後押しされまして、今年は2回の開催予定です。
次回は4月22日、23日に開催いたします。
ここ数年、「毎回ピアノがよく出てくるな」と感じております。
家の中で不要となったピアノも、輝ける場所は必ずあります。
もしご自宅に不要となりましたピアノがありましたら、「捨てる」という選択肢の前に、ぜひお声がけください。