国内レポート

”不要品処分”が好評!地元TVで紹介_春日井市のナイスキャリーサービス

物流ウィークリー 2018年3月14日号掲載

(原文そのまま)

不要品のリサイクルをグローバル展開(本誌既報)するナイスキャリーサービス(猪上章社社長、愛知県春日井市)が、8日の地元テレビで取り組みを紹介された。猪上社長は、「メディアで取り上げられることで、この活動がどんどん広がってくれればうれしい」と話す。
同社の取り組みが紹介されたのは東海テレビ放送の「スイッチ」という朝の情報番組。
「春はスッキリ!“片づけます”サービス最前線」をテーマとした特集で、視聴者から届いた「家の片付けで要らないものがたくさん…。
分別して捨てるのが面倒です。まるごと片付けてくれる業者があるなら紹介してほしい」という便りを紹介。そこで番組が街頭インタビューで不要品の処分方法を聞くと、「年を取ると体が動かないから片付けに困る」、「捨てたくても重いものが動かせない」、「高齢なので必要ないものは捨てると決めている」とさまざまな意見が聞かれた。
その中で、クローズアップされたのが生前整理。春日井市に住む72歳の女性は14年前に夫に先立たれ一人暮らし。最近、将来について悩んでいた。「何かあったときに子供に負担をかけたくない」と生前整理を決心。何から始めていいか分からず頼んだのがナイスキャリーサービスだった。
30年以上前のランドセルやミシン、夫が生前使っていた工具など、片付けられずにいた思い出の品すべてを整理することにした。ナイスキャリーサービスが選ばれたのは、お得な料金プランだった。同社では2tトラック1台2万5000円、作業員1名1万5000円、2名でも合計5万5000円という価格。低価格の理由は、不要品が捨てられず、フィリピンやスリランカなど海外にリサイクルされるからだ。女性も「次の持ち主に使ってもらえるならいいね」と喜ぶ。亡き夫と初めてハワイ旅行をした時に買ったスーツケースを回収する際には当時を思い出し涙するシーンもあったが、猪上社長は、「しっかりお預かりします。次の持ち主のところまで大切に運びます」と利用者の気持ちに寄り添っていた。
「その人にとっては不要品になっても別の人にとっては必要かもしれない。当社では物を簡単に捨てるのではなくリサイクルすることで、財布にも環境にもやさしい事業を展開していきたい」と猪上社長は話す。

物流ウィークリー2018年3月14日掲載記事

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